創業大正5年のカメヤ時計店は奈良県御所市の時計・宝石・メガネ・補聴器の販売・修理のお店です。
2022年06月5日
自分ではわかりませんが、片目で見ている人って意外と多いです
時計の電池交換で来店されたお客様。
メガネをかけておられたので、お待ちの間にサービスでメガネ洗浄をしました。ちょっとレンズに傷が目立っていたので取り扱い方の説明やお家での洗浄の仕方をお話しました。
すると
「最近ちょっと見えにくいからレンズ変えようかな。度数は測ってもらえますか?」
「ハイできます。前回メガネを作られてからどれくらいたちますか?」
と話をしていると
「実は私、右と左の度数が結構違うんです。乱視もあるし、それが気になります。」
と、ご相談がありました。
お客様は、左右の目の度数が違うと認識されていました。でも実際は、
自分では気づいていないという方の方が、はるかに多いのです。
もともと、左右の目の度数が全く同じという人の方が少ないです。少しぐらいはメガネやコンタクトで十分矯正できますし、問題はありません。
しかしこの左右の度数差が大きく開いていくと、厄介なことになります。でも最近は、左右の度数差が大きく開いている人がとても多くなっってきたように感じています。
色々な原因が考えられますが
◎片方に顔を傾けてみるクセがある
◎本当はメガネが必要だけど、かけないで見ている
など色入れな原因があり、お一人お一人違います。
左右差が大きく開くと
片目で遠くを見て、もう片方で近くを見る
という器用な見方をするようになったりします。
これは、「自分では認識していなくてもとても疲れる見方」と当店は認識しているのでおすすめはしていません。
本来両眼で見たものを頭の中で、1つのものと認識して距離感などを感じていますが、
片目ずつ見ていると、遠くを見る時には、もう片方の目の映像を脳がシャットアウトする
という現象が見られ両目をそろえて1つのものを見るということができなくなってきます。
両目で見れなくなると遠近感、距離感、立体視ができにくくなってきます。
大きく左右差が開きすぎるとメガネをかけることができなかったり
(今までと違う見方になるので頭痛や酔った感じがする)することもあります。
私はどうかな?という方は、まずは手で片方の目を交互に隠して遠くや近くを見てください。
あまりにも差がありすぎる場合は早めに視力測定にお越しくださいね。
早めの測定、そして頼るメガネやコンタクトがあれば正しく見て、あなたの視力を守ることが大切です。