創業大正5年のカメヤ時計店は奈良県御所市の時計・宝石・メガネ・補聴器の販売・修理のお店です。
2023年02月21日
コンタクトよりもメガネが立体的に見えるのはなぜ?
当店でメガネを作ってくれた友達と一緒にコンサートに行った時の話です。
舞台を見て
「今日はたまたまコンタクトをつけてるけど、コンタクトよりメガネの方が立体的に見えるねん。なんでかな?」と聞かれました。
舞台には奥行きがあります。それは頭でわかっているのですが、メガネをかけている時よりも、平面的に見えるというのです。
それから階段を登り降りする時にもその違いがよくわかるそうです。メガネだとスタスタ上れる階段もコンタクトだと遠近感が分からず怖いと言っていました。
当店のメガネ測定は
「両目をそろえて見る」という両眼視機能測定方法でメガネを作っています。
「そんなことしなくても、ちゃんと立体的に見えてるし、心配ないわ」
と、思われるかもしれません。
ここでポイントなのが
両目をそろえて見る「両眼視」です。
もちろん、皆さん立体的に見えていると思いますが人それぞれ、ものを見る時に「クセ」があります。
この「クセ」を測定してより楽に、見えるようにメガネにその度数を入れてお作りしています。
その結果、立体視も自然にできているのです。立体視ができていてもその状態が通常よりも弱いとい
うこともあります。
立体視の測定もメガネの測定の中で行っています。当店で視力測定の担当をしている眼鏡製作技能士のともやさんが測定中にお一人お一人に合わせて測定していますので安心してくださいね。
コンタクトレンズは、眼球に直接つけているので「両眼視」の度数は入れることができないのです。
だから、友だちはコンタクトレンズよりもメガネの方が、立体的に見えると感じたのです。
そして、このメガネをかけることによってキチンと両眼視できていることが分かります。
両眼視できる度数を入れたメガネをかけないとこの違いは分かりません。
何のことやら?
そんなこと必要?
と、思うかもしれませんがとっても大切なことです。
左右2つの目があるから両眼視ができるのですが、この両眼視が、なかなかできていない人が最近増えてきています。
コロナ禍で、お家時間が長くなり以前にもまして近くを見る時間が長くなりました。
オンライン授業やテレワーク、趣味の時間、スマホやゲームどれもこれもが、近方視する作業です。
姿勢も悪い、メガネかけるのが面倒だから、何とか見えてるから、メガネはできるだけかけたくない、
これもまた原因の一つです。
おはようと言ったら、寝るまで目は働き続けています。楽に、見えるようにメガネで目を守ってあげて下さいね。
メガネについてのご相談はお気軽にLINEや電話でお問い合わせください。
測定したから必ず、購入しないといけないわけではありません。
まずは自分の目の状態を知って頂くことが大切だと思っています。