2024年03月21日

「使いたい時だけ使う」は少し難しいかもしれません

「使いたい時だけ使う」は少し難しいかもしれません

補聴器のお話です。 補聴器をお使いのお客様の多くは、高齢者の方々です。 補聴器は、一日中つけていなくても、毎日少しずつでもつけることをお勧めしています。

なぜなら

●補聴器をつけるクセをつける

●補聴器の音に慣れる

●補聴器の入れ方を忘れないように練習する

など、いろんな理由があります。

ご高齢の方は、聞こえる、聞こえないよりも、補聴器のつけ方を忘れてしまう方がいらっしゃいます。 「耳に入れるだけやん」 と、思われるかもしれませんが、手先が思うように動きにくい高齢者の方は、小さな耳の中に入れることは結構大変な作業なんです。

小さな耳あな式の補聴器をお使いの場合は、なおさらです。 入れる方向が違うと、いくら入れようとしても入りません。 何度も入れたり、出したりを繰り返していると、耳がただれて赤くなります。

実は、今日も「ちょっとお医者さんに行くから補聴器を入れたけど、聞こえない」と来店されました。 見ると、補聴器を入れたつもりが、きちんと入っていません。これでは全く聞こえないです。

そして「入れてみてください」というと、久しぶりに使うので、自分で入れることができなくなっています

メガネのように、パッとかけて見えるというのではなく, 補聴器は、音にも慣れて、着脱にも慣れる必要があります。 一日中入れなくてもいいのです。

一日に2,3時間でも使い続けて、忘れないようにすることが大切です。 補聴器のご相談や購入をお考えの方は、まずお電話ください。 聴力測定や説明にお時間がかかりますので、ご予約をお取りしています。